海外では一般的!無痛分娩の痛み・安全性・費用



費用とおさらい

 

 

無痛分娩の費用についてですが、この場合、健康保険を使っての支払いができません。健康保険の適用外ということで自己負担となり、麻酔を使う分が普通分娩の費用に加算されるので、やや高額になります。

 

平均的な費用とし、個人病院の場合は1万~5万円前後、総合病院では3万~8万円前後、大学病院では5万~10万円前後が加算される相場となっているようです。ただしこの費用は病院によって随分と開きがあり、実際の入院日数、麻酔の種類や器具、スタッフの人数などでもいろいろ異なってきます。

 

ちなみに途中で急遽帝王切開に変更した場合には、無痛分娩に関した費用が加算されない病院もあるようで、こうした点はしっかり確認しておいてください。

 

逆に、無痛分娩の最中で赤ちゃんがなかなか出てこない際に、吸引措置が取られることがあるのですが、そうなる費用が加算される場合があります。

 

最後におさらいですが、無痛分娩に適している人とういうのは、痛みに弱い、出産の恐怖心が強い人。血圧が高い人(麻酔は血圧を下げる作用があるため)。虚弱で出産に耐えられるかどうか不安な人。別の病気があり、体にできるだけ負担をかけないで出産したい人。パニックになりやすい人、などです。

 

対して向かない場合というのは、血液の病気を抱えている人(血が固まりにくいなどの疾患)。極端な肥満体型な人(皮下脂肪で麻酔チューブが入りにくい)。帝王切開での出産経験がある人。麻酔アレルギーがある人、などです。